キネシオテープ療法
【効果】
キネシオテープ療法は、人間本来の自然治癒力を利用して障害を取り除く方法です。
キネシオテープを貼ると、皮膚がテープにより波状に持ち上がるため、体内に隙間ができます。その隙間によりリンパ液や血液の流れが良くなります。それにより新陳代謝が改善されて自然治癒力が高まります。キネシオテープは、貼るだけで筋肉の凝りや痛みが和らぎ術後や怪我の内出血を早く治すことが出来ます。
【内出血の改善】
キネシオテープを貼ると、体内に隙間が出来てリンパ液の流れが良くなります。
そのことにより、新陳代謝が良くなり、自然治癒力が高まります。貼っておくだけで、筋肉の痛みや凝り、怪我・手術後の内出血を早く改善することが出来ます。
【腫れや内出血を軽減】
リンパ液だけではなく、血液の流れも良くなります。血行が良くなると、酸素も栄養も体の隅々に行き渡る様になるので、疲労の回復も早くなります。
特にどこかが痛んだり腫れたりしていなくても、少しだるいなという時、疲れがなかなか取れないなという時、また、冷え性の方にも効果的です。
【痛みを和らげる】
スポーツや作業動作の種類などによって、特定の筋肉を酷使することになる場合があります。その筋肉は、障害が発生しやすい箇所です。
その箇所にキネシオテープを事前に貼っておくと、障害発生の予防に役立ちます。
【筋肉の疲労を早く回復】
スポーツをする時や、長時間歩く時などでは、連続して筋肉を使用します。 キネシオテープを事前に貼っておくことで、疲労の蓄積を軽減し、筋肉の円滑な動きをサポートします。また、動作後にも貼っておくと、より一層の疲労回復を促します。
【リハビリ・機能回復効果】
キネシオテープには筋肉(皮膚)とほぼ同じ伸縮性があるので、貼ることにより体を自然に動かすことが出来ます。特別に時間を取ってリハビリを行なうことも大切ですが、なかなか時間が取れない場合もあります。キネシオテープなら、貼っておくだけで効果があるので、普段の生活をしながら、無意識にリハビリを行なうことが出来ます。
【関節の動きをよくする】
筋肉(皮膚)の位置を調整することにより、ギシギシする関節の動きを改善することにも有効です。また、脱臼などでズレてしまった関節の治療にも効果を上げています。
応用編として、固定テープと伸縮テープの相乗効果を狙うパターンもあります。従来のガッチリ固めるホワイトテープと、動きの取れるキネシオテープを組み合わせて、動かしすぎてはいけない関節を守ります。ガッチリ固定したまま長時間置いておくと、局所的な機能低下を招き、かえって障害が残る場合があります。患部の状態に合わせて、固定と伸縮の長所を組み合わせ、より早い回復を促します。